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2008年11月18日 (火)

ほのかな明かりの中でこそ美しさが際立つ: 新・陰翳礼讃

新・陰翳礼讃/石井幹子 [祥伝社]
081118_02

タイトルで相当期待してたんだけど、うーん......これはただのエッセイに見えるなあ......と思ってたら、あとがきにちゃんと「昔話」って書いてあった!(笑)


著者はレインボーブリッジや白川郷、倉敷の美観地区や愛・地球博など実にさまざまなプロジェクトを手がけてきた第一人者。
そんな著者が世界の照明デザインをどう渡り歩いてきたか、その軌跡が紹介されています。いやー、普段はただのデートスポットくらいにしか思ってなかったいろんな場所ですが、著者の息吹があちこちにかかっているのだなぁ......という事実を知り、とても驚きました!


さて、個人的には蛍光灯とか白熱灯とかを越えたところにある、陰影の美しさやありかた、生活への取り込み方などについて深い見地を得られるかな?と期待してたので、ページ数は少ないもののそういうポイントにも言及されていて良かったです。


特に、日本のオフィスでは部屋中くまなく一様な明るさで光のシャワーを降りおろすため、居心地も悪く美しさにも欠ける、という意見には拍手喝采!
まさに私もオフィスの照明はまぶしすぎて仕事にならん!と思ってるので、この意見には賛成だな。

世界のオフィスでは「タスク&アンビエント」、つまり仕事をするための照明は手元を明るく(タスク)し、室内の照明は雰囲気を作るために下から天井に向けて光を当てる(アンビエント)という考え方が主流なわけです。

いかに仕事のやりかたを欧米化させたところで、むきだしの蛍光灯からガンガン光が降り注ぐようでは目が疲れてしまいます! こういう光に対する配慮を、もう少し日本人は覚えるべきだよねぇ。


とまぁ、こういうおもしろい話題も少し出てますので、興味があれば是非読んでみて!
次は著者のキャリアから得た経験に基づいて、こういった照明のイロハを取り扱った本とか書いてくれると嬉しいなあーと思います。




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