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2007年2月18日 (日)

夜市

夜市/恒川光太郎 [角川書店]

参考 : 第12回日本ホラー小説大賞受賞作「夜市」恒川光太郎

傑作!

なんと美しく、なんと幻想的で、なんとビジュアルに訴えてくる作品だろう。
いかにもプロトタイプ的な「異世界へ紛れ込む」展開が始まったと思ってたんだけど、途中から一気に飲み込まれた。私の目の前には夜市が広がり、その幻想的な風景に浸るのもつかの間、後半の圧倒的な展開にすっかり打ちのめされてしまいました。


久しぶりに、映像化を望む作品の登場だ。


そんな「夜市」も素晴らしいけど、あわせて収録されている「風の古道」も圧倒的な物語力が魅力の作品! これを読んだ瞬間、ああこの人は他の作品も追いかけるだけの価値がある!と確信しましたよ。

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「綻び」という言葉には、私を惹きつけてやまない魅力があります。
それは日常に溶け込んでいて普段は気づかないんだけど、気づいた瞬間に一気に風景が逆転するような......そんな危なっかしいイメージがあります。でもそんな日常って、割と私たちの足元に影を伸ばしていたりするものなのかも。


なんてね。

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