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2006年11月10日 (金)

半分の月がのぼる空 (3) (4) (5) (6)

半分の月がのぼる空 (3) wishing upon the half-moon/橋本紡 [メディアワークス]

いよいよ里香の手術が施され、ストーリー的にはまさに山場!
成功確率はきわめて低く、しかし手術しなければ身体が持たないという極限状態において、なお凛と振舞う里香の姿は美しい。相変わらずグイグイ読ませて来るんですよ!一旦読み始めたらあっという間にページが進んでしまう...!


そんな今回は「チボー家の人々」で使った恐るべき仕掛けがっっ!
ああっ、チクショウ!里香はいい女だなコンチクショウ!ヽ(´ー`)ノ

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半分の月がのぼる空 (4) grabbing at the half-moon/橋本紡 [メディアワークス]

里香を失うなんて考えられなかった。そんなことがあれば世界が崩壊すると考えていた。だが訪れた未来では思い出が風化し、里香への思いが風化し、でも決して楽しくないわけじゃなくて......。そんな未来を一瞬でも垣間見た裕一が選んだ選択肢とは。泣き出して、ぼろぼろと涙をこぼして掴んだ気持ちとは。


素晴らしい出来です。
ストーリー的にはこれで完結にしちゃってもいいくらい!もぉほんとにヤバいな!
クライマックスからエピローグへの流れなんかちょっと凄かったな...かなり感動した。

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半分の月がのぼる空 (5) long long walking under the half-moon/橋本紡 [メディアワークス]

お互いの気持ちも確認した。訪れるであろう未来への覚悟も固まった。そうして得たゆるやかな日常の中で、失った者と、これから失う者が向かう先は。里香と裕一の結末は。

Gooooood!
ほんっっっと何気ない日常なんだけど、今日、あるいは明日突然終わりが来るかも知れない日常でもある。だからこそ一瞬一瞬を大切に生きる二人の姿に感動を禁じえない! ラストシーンでは1巻の最後にあった伏線を回収するんですが、それがまぁた青臭い!青臭い!こっ恥ずかしくて部屋の中をゴロゴロ転げまわってしまいそうです...!!

これで本当にハッピーエンド。
純粋にその事実が嬉しい。

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半分の月がのぼる空 (6) life goes on/橋本紡 [メディアワークス]

里香が、制服を着て、学校に通う。
なんてこと! このシチュエーションだけで顔が緩んでくるなんて...!!!

だけど大事なのは、彼らが相当の覚悟で手に入れたからこそ、なにげない日常に意味があるのではないという事。本来、おもしろくてもつまらなくても、楽しくても悲しくても、そんな「くだらない日常を積み重ねることが出来る」こと自体が幸福であると。そういうことなのでしょう。

これで正真正銘、完結!
まさに大団円にふさわしい巻であり、非常に満足度が高かったです。

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